量産されているウールのアイテムは、クッション性を出すクリンプ加工（パーマをかける）や、またクリンプ加工がかかりやすくなるためにウールの天然の油分を落とすなどの余分な工程や化学的な処理が施されています。天然素材にこだわるISHITAYAが選んだウールは、健康で上質。余計な化学処理は施していません。とても安心安全なウールです。だからこそ、ウールが持つ素晴らしい良さを体感できます。

健康なウールの表面はウロコ状の鱗片（スケール）で覆われています。人間の髪の毛のキューティクルに似ています。そのスケールが開いたり閉じたりして、湿気を調整します。余分な加工をしていないので、ウールには程よく油分を含み、潤いがあり、スケールもあります。そのため、よく耳にするウールのぱさつきからくるチクチク感やごわつきがなく、寝ているときにかく汗をうまく処理する調湿効果もより期待できるのです。さらに、羊毛は汗や皮脂といったニオイのもとを分解してくれます。ニオイがつきにくいというのも、毎日使う寝具だからこそ、嬉しい天然素材の恵みです。

ウール合掛け布団にふっと息を吹きかければ、反対側に空気の動きを感じます。 側生地は、両面とも綿100パーセント。体に触れる側はオーガニックコットンを柔らかく織ったガーゼ生地で、抜群の通気性を誇り、寝汗などを吸収し、放出します。そのような織りの粗いガーゼ生地を側地に使っても、ウールは飛び出しません。それだけ、上質なクリンプを持つ、長いウールを使っているからです。せっかく吸湿放湿性に優れたウールなのだから、その性能を発揮できる側地がベストなのです。 表側（上面）は光沢が美しいサテン織り生地。暖かさを逃がさず、蒸れや冷えとは無縁です。

暑がり、寒がりなどの体質にもよりますが２〜３シーズンと年間通して長くお使いいただけます。真冬は、さすがにこちら1枚だけでは寒いかもしれませんので、羽毛の肌掛布団や毛布・ケット類などと重ねてお使いください。感覚としては、厚手の毛布のようなものとお考えください。

お手入れは、天気の良い日に、カバーをかけたまま2時間ほど干すだけでかまいません。自然の調湿作用によって湿気を放出し、紫外線が殺菌してくれます。（※カバーをかけたまま干すのは、オーガニックガーゼの生地を引っ掛けて裂けたりなど、側生地へのダメージを防ぐためです）

テキサス基準で安心、安全のオーガニック生地を使用しております。